無線LANのメリットや運用の注意点、電波や規格などの用語、要件定義や基本設計から
設定・構築・テストにいたるまで、たくさんのことをまとめています。
さらに、Arubaの機器を中心とした無線LANの設計と設定を解かりやすく解説しています。

カテゴリ:5.無線LANコントローラ > 5-14 SSIDの設定

ArubaのWLCにおいて、「WIRELESS」「AP Configration」から該当する「AP Group」を選択した後の「SSID Profile」の設定画面である。

Basic
以下がその画面であるが、選択する802.11 Securityによって変化する。
一番上がNetwork Nameで、クライアントから見るSSIDである。このSSIDは、SSID profile名と同じ名前にしておくと分かりやすい。

例えばCLIにて以下のようにSSID関連の設定を変更するには、SSIDプロファイルを使うからだ。
①SSIDプロファイルの確認
(Aruba650) #show wlan ssid-profile
②SSIDプロファイルの編集
(Aruba650) (config) #wlan ssid-profile student

SSIDbasic
















Advanced
①Encryption 
受け入れる暗号化方式。複数選択可能

②Transmit Rates
データ通信用の送信レート。活用シーンとしては、一人当たり5Mbpsに制限したいとか。また、1Mbpsなどの低速も有効にすることで、遠くまで届くようになる。ただ、APが過密に配置されたオフィスでの利用であれば、低速のレート(一桁の速度)をはずしておいたほうがいい。低速レートでつながずに、さっさとローミングで違うAPにつながせたほうが効率的である。
一方、音声の場合は、中間帯(18や24Mbps)に限定することもある。安定する。
※PCの場合と、スマホやタブレットでは受信能力が違うので注意。
結論であるが、まあ、デフォルトのままでいいであろう。

③Basic Rates
Beaconやackなどの制御用のパケットを送信する速度。制御用なので、高スループットはいらないどころか、むしろデータ通信のさまたげになるので不要である。

④Short Preamble
ショートプリアンブルを有効にする。

⑤Hide SSID
SSIDを隠ぺいする。→隠ぺいする必要は無い。詳しくは無線LANのよくある質問 2-4 詳細設計の「Question SSID隠ぺい(ステルス化)の設定は有効にしたほうがいいか?」

⑥Deny_Broadcast Probes
ANY接続の拒否を有効にする。端末(PC)からの接続要求であるProbe RequestにSSIDが含まれていない場合は応答しない。

⑦Max Associations
クライアント(PC)の最大同時接続台数。 ※CLIではmax-clientsで設定する。

⑧Local Probe Request Threshold (dB)
接続させるSNRの最低値。これより電波が弱い場合は接続させない。初期値は0
SSIDadvance

先ほどのGUIの設定をCLIで設定する方法は以下である。

CLIの設定  一部の設定を紹介する。
(Aruba650) (config) #wlan ssid-profile wlan1 ←wlan1という名称のssid-profileを変更する
(Aruba650) (SSID Profile "wlan1") #max-clients 32 ←PCの最大同時接続台数
(Aruba650) (SSID Profile "wlan1") #a-tx-rates 36 48 54 ←11aのデータ通信用の送信レート
(Aruba650) (SSID Profile "wlan1") #g-tx-rates 36 48 54 ←11gのデータ通信用の送信レート
(Aruba650) (SSID Profile "wlan1") #a-basic-rates 6 12 ←11aの制御通信用の送信レート
(Aruba650) (SSID Profile "wlan1") #g-basic-rates 1 2 ←11gの制御用通信用の送信レート  
(Aruba650) (SSID Profile "wlan0") #no short-preamble ←ショートプリアンブルを無効
(Aruba650) (SSID Profile "wlan1") #local-probe-req-thresh 20 ←接続させるSNRの最低値。これより電波が弱い場合は接続させない。初期値は0
※max-clientsで設定した内容は、GUI上のMax Associationsで表示される。

チャンネルを複数に束ねて高速化するチャンネルボンディングをするためには、High-throughput SSID Profileを設定する。
基本的には、自動で「default」のHigh-throughput SSID Profileが割り当てられ、11nが有効になる。

WebUI
Configuration > AP Group > Edit "該当Profile" >Wireless LAN > Virtual AP >SSID Profile> High-throughput SSID Profile
11nの有効化
high throughput enableのチェックをON

 チャネルボンディングの有効化
「40 MHz channel usage」のチェックボックスを入れるとチャネルボンディングが有効になる。

A-MPDU
送受信ともサポートしていて、Defaultで有効。
図のMPDU Aggregationのチェックボックス
11













CLIの設定   
(Aruba650) #configure t 
(Aruba650) (config) #wlan ht-ssid-profile wlan0-htssid_prof
(Aruba650) (High-throughput SSID Profile wlan0-htssid_prof) #40MHz-enable
(Aruba650) (High-throughput SSID Profile wlan0-htssid_prof) #exit

(Aruba650) (config) #wlan ssid-profile wlan0-ssid_prof 
(Aruba650) (SSID Profile wlan0-ssid_prof) #ht-ssid-profile wlan0-htssid_prof ←SSIDプロファイルに割り当て

主な設定パラメータについて列挙する。
設定されたパラメータは、以下で確認できる。
(Aruba) #show wlan ssid-profile プロファイル名

設定項目解説初期値
<profile>SSIDプロファイル名1-63文字 
a-basic-rates802.11aの制御用パケットの送信レート6, 9, 12, 18, 24, 36, 48, 54 Mbps6, 12, 24 Mbps
a-tx-rates802.11aのデータ通信用パケットの送信レート6, 9, 12, 18, 24, 36, 48, 54 Mbps6, 9, 12, 18, 24, 36, 48, 54 Mbps
deny-bcastANY接続の拒否を有効にする。端末(PC)からの接続要求であるProbe RequestSSIDが含まれていない場合は応答しない。disabled
disable-probe-retry  Enabled
dtim-period  1
essidSSID 31文字まで 
g-basic-rates802.11gの制御用パケットの送信レート1, 2, 5, 6, 9, 11, 12, 18, 24, 36, 48, 54 Mbps1, 2 Mbps
g-tx-rates802.11gのデータ通信用パケットの送信レート1, 2, 5, 6, 9, 11, 12, 18, 24, 36, 48, 54 Mbps1, 2, 5, 6, 9, 11, 12, 18, 24, 36, 48, 54 Mbps
hide-ssidSSIDの隠ぺいdisabled
ht-ssid-profilehigh-throughput SSID profileを利用する場合のプロファイル名“default”
local-probe-req-thresh 0-1000
max-clients端末の同時接続台数0-25664
max-retries 0-154
max-tx-fail  0
rts-threshold  2333 bytes
short-preambleショートプリアンブルの設定enabled
ssid-enableこのSSIDを有効にするか無効にするかenabled
wmm disabled

主な設定パラメータについて列挙する。

設定項目解説初期値
<profile>プロファイル名1-63文字“default”
40MHz-enableチャネルボンディング40 MHz modeを有効にするかenabled
high-throughput-enablehigh-throughput (802.11n) を有効にするかenabled
ldpc enabled
legacy-stations enabled
max-rx-a-mpdu- 8191/16383/
32767/65535
65535
max-tx-a-mpdu- 1576-6553565535
min-mpdu-start-spacing 0/.25/.5/1/2/4/8/160
mpdu-agg enabled
short-guard-intvl-20MHz20MHzモードでshort guard intervalを有効にする enabled
short-guard-intvl-40MHz40MHzモードでshort guard intervalを有効にする enabled
stbc-rx-streams 0-11
stbc-tx-streams 0-11
supported-mcs-set 0-150-15

SSIDプロファイルの一覧の確認
する。

(Aruba650) #show wlan ssid-profile

SSID Profile List
-----------------
Name              References  Profile Status
----                ----------     --------------
default              1
wlan1-ssid_prof   1


個別のSSIDプロファイルの中身を確認する
(Aruba) #show wlan ssid-profile default


SSIDプロファイルの編集
(Aruba650) #configure t ←設定モードに入る
(Aruba650) (config) #wlan ssid-profile student

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