無線LANのメリットや運用の注意点、電波や規格などの用語、要件定義や基本設計から
設定・構築・テストにいたるまで、たくさんのことをまとめています。
さらに、Arubaの機器を中心とした無線LANの設計と設定を解かりやすく解説しています。

カテゴリ:9.用語 > 9-2 Arubaの用語

電波の自動調節機能のことである。アームと呼ぶ。
従来はAPごとにチャンネルと出力設定を個別に行ってきた。これを自動化する機能。

メリット
AP全てに個別に設定しなくていいし、AP間での出力調整が自動なので、設定がとても楽。
干渉となるAPがあっても、それを避けたチャンネルに自動的に変更される
APの障害時に、自動で再調整をして、最適な電波状態を保ってくれる。
新規にAPを追加した場合に、その他のAPのチャンネルや出力調整を変更する必要がない。


デメリット
管理ツールで状況を確認することはできる。とはいえ、目に見えない電波状態なので、パフォーマンスが遅いときや干渉が起こっているなどの状態になっても、原因が分かりづらい。

電波の管理ができるだけでなく、利用者(端末)の管理もできる。
三点測位によって、3つのAPからPCの場所を特定し、記録する。
これにより、利用者の位置を時間軸とともに記録することができる。
※ただ、三点測位はかなり誤差があり、5m~10mくらいのずれがあるという広い心でみるべきだろう。

また、電波が遅いとか切れるなどのトラブルに対処するのは困難である。であるが、Airwaveを使うと、どのAPにつながっているかが可視化して見える。
ぜひデモを見ていただきたい。
http://www.arubanetworks.co.jp/products/software/airwave.php


■主な機能
AirWaveの主な機能は、監視、レポート、履歴の管理がある。
WLCの代わりにAPを管理することもできる。
WLCと同居する場合は、WLCでは入りきらないLOGを保存したり、WLCやAPの監視をすることも可能。

■AirWaveのメモ
FolderとGroupがある。
Folderは拠点などの階層化で管理。
GroupはConfigを管理し、同じConfigのグループ化。

ADP(Aruba Discovery Protocol)とは、Arubaの無線APがWLCを探すためのプロトコルである。
参考までに、無線APがWLCを見つける方法は以下の3つがある。

Provisioning
 無線APに直接WLCを指定する。詳しくは無線AP設定[Aruba]

ADP(Aruba Discovery Protocol)によって探す
 WLCと無線APは同一セグメントにいる必要性が(おそらく)ある。

DNSサーバに問い合わせをする
 Aruba-masterというレコードをDNSサーバに書く必要がある。無線APには、DNSサーバの指定が当然必要。

端末が増えてくると、端末や距離などによって、通信速度のばらつきが大きくなる。通信速度が遅いところや通信が切れてしまうような端末がでてしまうと、安定的なネットワークとはいえない。
Arubaでは、エア・タイム(無線の通信時間)をフェア(平等)にコントロールする機能が備わっている。

Campus Access Point (CAP)
通常の無線LAN形態。普通はこちらある。いまはほぼCAPだ。
同一敷地内でのネットワーク。WLCと無線AP間をGREでトンネルを構築する。

i

GREって暗号化されているんでしたっけ?



GREは暗号化されていない。コントロールパケット(PAPI)も暗号化されない。
Controle Plase SecurityをONにすると、コントロールパケット(PAPI)が暗号化される。
一方、以下のRAP(RemoteAP)の場合はIPsecなので、通信がすべて暗号化される。

Remote Access Point (RAP)
インターネットを間に挟んだネットワーク。WLCと無線AP間をIPsec+GREでトンネルを構築する。以下のように、拠点ではブロードバンドルータを含むルータの配下にRAPを置く。
rap















g 

えーーと、では、インターネットVPN(IPsec)にてネットワークが構築されている場合もRAPですか?




いや、その場合はCAPでいい。インターネットを経由したリモートアクセスのようなものである。WLC側では、RAP用にUDP4500番をあけておく必要がある。
※RAP用のAPも存在するが、普通のAPでもRAPになることができる。
※Aruba無線LANのWLCによるWLANのウィザードでも、両者を選ぶことができる。

f

じゃあ、RAPっていつ使うんですか?
最近の企業では、ほとんどが拠点とネットワークでつながっていますよ。




以前はRAPでしかブリッジモードが使えなかった、つまりトンネルモードのみ。トンネルモードだと、回線が切れるとWLCとの通信ができなくなるので、全通信がSTOPしてしまう。これを避けるためにRAPにてブリッジモードを使っていた。しかし、今ではCAPでもブリッジができるので、RAPはあまり使わないと考えていいだろう。

RAPとなる無線APには、RAPモードと、WLCのIPやAP-Groupなどを入れる必要がある。
WLCの設定は、AP Installation> ProvisionにてRAPの詳細な設定を行う。RAPのWhite Listの設定もする。今はPPPoE接続もできるようで、PPPoEの設定もできる。

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