無線LANのメリットや運用の注意点、電波や規格などの用語、要件定義や基本設計から
設定・構築・テストにいたるまで、たくさんのことをまとめています。
さらに、Arubaの機器を中心とした無線LANの設計と設定を解かりやすく解説しています。

カテゴリ:5.無線LANコントローラ > 5-2 初期&基本設定

Arubaの無線LANにおける、WLCの初期設定方法を述べる。

コンソールに接続する。
 Ciscoのコンソールケーブルで接続可能。パソコンにシリアルポートが無い場合は、USB変換ケーブル(ELECOM UC-SGT USB to シリアルケーブルなど)にて接続する。

cosole

TeraTermなどを使って設定をする。シリアル接続になる。

teraterm















f 

USBで接続している場合、COMの何番につながっているかが分からいときがあります。どうすればいいですか?


「システムのプロパティ」「ハードウェア」「デバイスマネージャ」にて確認できる。
この場合はCOM11である。
port







Consoleから初期設定をする
初期化されたWLCの場合、初期設定が問われる。
ここでいろいろと設定することは可能であるが、Web設定がメインなので、必要最低限の設定でいい。
必須のところと、ポイントのみ解説する。それ以外は「Enter」キーでデフォルト値の自動入力でよいだろう。※当然、きちんと設定してもよい。

Enter VLAN 1 interface IP address [172.16.0.254]:  ←初期値が自動入力される。直接入力も可。
Enter VLAN 1 interface subnet mask [255.255.255.0]:  ←上記と同様
Enter IP Default gateway [none]:  ←上記と同様
Enter Country code (ISO-3166), <ctrl-I> for supported list: jp3 ←国コードを入れる。<ctrl-I>でリストを見ることができるが、見る必要は特になく、jp3を入力
You have chosen Country code JP3 for Japan (yes|no)?: y ←確認

Enter Password for admin login (up to 32 chars): ********* ←adminのパスワード。私はadminpassとした。
Re-type Password for admin login: ********* ←再入力
Enter Password for enable mode (up to 15 chars): ********** ←enableのパスワード。私はenabelpassとした。
Re-type Password for enable mode: ********** ←再入力
Do you wish to accept the changes (yes|no)yes ←最終確認。yesで設定の反映とリブート
Creating configuration... Done.
System will now restart!
※戻る場合は、ctrl + p

IPアドレスを割り当てた後はWebからの設定がお勧めである。CLIが便利という人は、コンソールから以下のように接続するとよいだろう。

■ログイン
(Aruba650)
User: admin 
Password: *********
(Aruba650) >enable ←特権モードに入る。このあたりはCiscoと同じだ。
Password:**********

■Configを見る
(Aruba650) # show  running-config

■設定モードに
(Aruba650) #configure t ←conf tで設定モードに
Enter Configuration commands, one per line. End with CNTL/Z

■IPアドレスの変更
(Aruba650) (config) #interface vlan 1
(Aruba650) (config-subif)#ip address 192.168.0.201 255.255.255.0
Switch IP Address is Modified. Switch should be rebooted now

■設定の保存
(Aruba650) (config) #write memory
Saving Configuration...
Configuration Saved.

■再起動
(Aruba650) # reload
Do you really want to restart the system(y/n): y
System will now restart!

■DHCPサーバの設定
Aruba650) #configure t 
(Aruba650) (config) #service dhcp
(Aruba650) (config) #ip dhcp pool seg0 ←seg0は単なる名前
(Aruba650) (config-dhcp) #network 192.168.0.0 255.255.255.0

※DHCPの設定を入れておくと、初期化したAPをWLCに接続するだけで、WLCはAPを自動認識する。(正確にはAPがWLCを探す)
なので、設定は便利である。ただ、APにはDHCPではなく固定でIPを割り当てるべきだと考えている。後で固定に変更しよう。
※必要に応じて、no stp・・として、Spanning-treeを停止させる。

CLIで設定したIPアドレスに対し、ブラウザでアクセスする。
https://192.168.0.201
※httpではなく、httpsであることに注意

ログイン画面が現れる。

admin/パスワードを入力

login1 











初期画面が起動する。
「Configration」「WIZARDS」から設定するのもよし、直接設定してもよし。
直接設定するほうが、私は気に入っている。Wizardの場合は自動でProfile名が付けられるからだ。

WLC1










Control Plane SecurityをDisableに
初期ではControl Plane Securityによって、セキュリティが高められている。いったんこのセキュリティを解除する。

Network > Controller >Control Plane Securityを開き、disableにする。
※デフォルトではEnable
wlc4












こうすることで、APを接続すると、有効なAPとして認識してくれる。
一方、セキュリティを高めてこれがEnableになっていると、不正なAPと認識され、APに設定が配信できない。(APの状態はダウンとして認識される)

CLIの設定
(Aruba650) (config) #control-plane-security
(Aruba650) (Control Plane Security Profile) #no cpsec-enable

WebUI
「Configration」タブの「Save Configration」を押して初めてFlashメモリに保存される。これをしないと、再起動したら設定が消えてしまう。
save




CLI
CLIの場合はwrite memoryで保存される。

(Aruba650) #write memory
Saving Configuration...

Configuration Saved.

WebUI
Maintenance > Clear Config を開く。
「Continue」ボタンを押す。
clearcongi











警告メッセ―ジが出るが、確認なので「OK」を押す。

CLI
APではfactory_resetを使ったが、WLCは以下のコマンド

(Aruba650) #write erase
All the configuration will be deleted. Press 'y' to proceed :y

■参考■ write erase all コマンド
write eraseだけでは消えない、以下の情報を消去する
 - write erase で初期化されるデータ(設定、証明書関連の情報)
 - ライセンスキー
 - WMS DB
 - local user DB
 - RF Plan
 - カスタマイズした Captive Portal コンテンツ


f
write eraseしても、local user DBなどのゴミが残ってますよね。
全部消したいんですけど、どうすればいいですか?




以下のコマンドでライセンスをバックアップする。
(Aruba) # license export license_backup


write erase allコマンドですべて消す

(Aruba) #write erase all
(Aruba) #write erase all
Switch will be factory defaulted. All the configuration and databases will be deleted. Press 'y' to proceed :
Write Erase successful

(Aruba) #reload
Do you really want to restart the system(y/n):y

ライセンスのみを戻す
(Aruba) # license import license_backup

物理的な初期化の方法
電源を切る
背面下にあるリセットボタンを押しながら電源を入れる


そのままリセットボタンを5秒間押したままにする

これで、工場出荷時の状態に初期化される。

CLIによる設定には以下の3つがある。
コンソールから接続

SSH接続
 SSHは常にONになっている。なので、何も設定しなくてもSSHにて接続することができる。

Telnet接続
 デフォルトでは無効であるが、設定によりON/OFFが可能である。

◆CiscoコマンドとArubaコマンドの比較
以下にCiscoコマンドとの比較を書きます。
参考ではあるが、Ciscoの場合、WLCの設定はGUIが基本であり、以下のような通常のIOSコマンドではない。
動作CiscoコマンドArubaコマンド
Configの参照show running-config show running-config
Startupに指定されている
設定ファイルの内容を表示
show startup-configshow startup-config
特権モードへ
設定モード
enable
conf t
enable
conf t
Configの保存write memorywrite memory
ルーティングテーブルの表示show ip route show ip route
インターフェース情報の表示show interface show interface
モードを抜けるexitexit
Configを消す nono
Configの初期化write erasewrite erase
メッセージ後 y
(ライセンス情報は保持)
write erase all
(ライセンスも消去)
再起動reloadreload
画面表示の長さ設定 terminal length 0paging / no paging
(表示行の指定不可)
テクニカル情報の表示show tech-supportshow tech-support
バージョン情報の表示 show versionshow version

Webサイト
手順まで書かれてあり、とても有効。
残念ながら英語
http://www.arubanetworks.com/techdocs/ArubaOS_60/UserGuide/index.php

PDFファイル
以下のCLI_ref.pdfにマニュアルがある。バージョン毎にマニュアルがあるので、該当するマニュアルを参考にしよう。
残念ながら英語だ。
http://support.arubanetworks.com/DOCUMENTATION/tabid/77/DMXModule/512/Command/Core_Download/Default.aspx?EntryId=262

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