無線LANのメリットや運用の注意点、電波や規格などの用語、要件定義や基本設計から
設定・構築・テストにいたるまで、たくさんのことをまとめています。
さらに、Arubaの機器を中心とした無線LANの設計と設定を解かりやすく解説しています。

カテゴリ:4.APの設定 > 4-1 APの設定

AP135の写真
電源を差して起動するか、LANケーブルからPoEによる電源供給をする。
P1010922










ランプ
①PWR:電源。緑が正常
②ENET0:背面にあるイーサネットポート0の状態。緑が1Gで正常な通信。橙色は10/100Mbps。
③ENET1:上記と同様で、イーサネットポート1の状態。
④11A/N:橙色は11aで通信、緑は11nで通信
⑤11B/G/N:橙色は11b/11gで通信、緑は11nで通信
APのランプ

)APの初期化
初期化されていない場合は初期化したほうがよいだろう。きれいさっぱり。
初期化の方法はapbootコマンド
または、物理的な方法もある。
ura無線AP裏のボタンを押しながら電源を入れる。Power LEDが5秒間点滅したら初期化。













WLCでの設定
WLC(無線LANコントローラ)の初期設定および、DHCPによるIPアドレスの払い出し設定をする。

WLCと接続
WLCとつながっているネットワークに、無線APを接続する。
DHCPによってWLCから無線APにIPアドレスが払い出される。無線APは自動でWLCに接続し、無線LANのプロファイルを取得する。初期値はDefaultグループの情報を取得する。

WLCにて設定
WLCにWebアクセスし、無線APのIPアドレスなどの設定を行う。
g
あれ
ということは、無線APにConfigを入れたりする設定は一切ないのですか?
WLCはCLIやWebUIで設定を入れますよね。


そうなる。環境変数(APがBootする前の設定で、IPアドレスなどの設定など)以外の設定はできない。設定は、WLCのAP System Profileから行う。
APで直接設定が投入できない理由は、APの設定を必ずWLCのから行わせたいからであろうか。

環境変数の設定コマンドの例は以下である。詳しくはapbootコマンドを参照してほしい。

【参考】
apbootコマンドにて、IPアドレスやホスト名などの基本情報と、WLCを指定する。

setenv ipaddr 192.168.0.254 
setenv netmask 255.255.255.0
setenv gatewayip 192.168.0.1
setenv master 192.168.0.201
setenv name ap1

※必要なら以下を入れよう。
setenv serverip 192.168.0.201

APの再起動
無線LANコントローラ(WLC)のGUIでは、MaintenanceのWLANのReboot APでAPのリブートができる。
または、apbootコマンドによる
apboot> reset

APを接続すると、WLCにAPが自動で認識される。
以下の画面より、設定をしていく。

Configration > Wireless > AP Installation を開く
ap1









認識されたAPにチェックを入れ、「Provison」を押す

AP Groupを選択する。
初期化されたAPの場合、defaultのAP Groupに入る。適切なAP Groupに変更する。
ap2








WLCのIPアドレスを入れる
右側のMasterにも同じIPアドレスを入れる。(必須なのかは要確認)
ap3





★Host(CLIではserverip)とMaster(CLIではmaster)
以前はWLCが機能別に2つに分かれていた。具体的には、masterのWLC ServerとローカルのWLC Server。その設定の名残が残っている。
機能としては、imageファイルはLocalのWLCのServerで、ConfigはMasterのWLCが管理している。
今もその設定が残っているのであるが、両方に同じ設定しておけばよいだろう。

IPアドレスなどのネットワーク情報の設定
管理面から、DHCPによる自動取得は適さない。たとえば、SNMPによる監視をするにも、IPアドレスは固定で行うべきだ。
ap4








ホスト名の設定
ap6




設定を入れ終わったら、「Apply and Reboot」

「4(2) 無線AP設定」で説明したように、DHCPサーバがあれば、無線APに何も設定をせずに、WLCに接続すればよい。WLCから設定ができるからだ。
DHCPが無い場合や、無線APに直接設定を入れたい場合は、以下を参照してほしい。といっても、設定できる項目はネットワーク情報などの基本的なものしかできない。

設定画面に入るには
(1)コンソールでAPに接続する。
 接続方法に関しては、WLCの初期設定を確認いただきたい。

(2)APを起動する
 PoE給電でもいいし、通常の電源でもよい。

(3)コンソール画面で、起動を確認し、以下が出たらすぐにEnterを押す。
 わずか2秒ほどしか無いので、事前の準備が必要だ。失敗して通常の起動が始まったら、もう一度電源を入れ直す。

コマンド一覧
apbootで入力できるコマンドは、helpで確認できる。
以下がその全てである。
apboot> help
?              - alias for 'help'
boot           - boot the OS image
clear          - clear the OS image or other information
dhcp           - invoke DHCP client to obtain IP/boot params
factory_reset  - reset to factory defaults
help           - print online help
mfginfo        - show manufacturing info
ping           - send ICMP ECHO_REQUEST to network host
printenv       - print environment variables
purgeenv       - restore default environment variables
reset          - Perform RESET of the CPU
saveenv        - save environment variables to persistent storage
setenv         - set environment variables
tftpboot       - boot image via network using TFTP protocol
upgrade        - upgrade the APBoot or OS image
version        - display version

ネットワーク情報の設定
①IPアドレス
apboot> setenv ipaddr 192.168.0.211
②サブネットマスク
apboot> setenv netmask 255.255.255.0
③デフォルトGW
apboot> setenv gatewayip 192.168.0.1
④DNSサーバ
apboot> setenv dnsip 192.168.0.1
⑤HOST名
apboot> setenv name ap135

サーバやコントローラの指定
①WLCやTFTPサーバの指定
apboot> setenv serverip 192.168.0.201
②APをコントロールするWLCを指定する。
apboot> setenv master 192.168.0.201
初期設定では、2行入れるか、②のmasterだけでもいいはず。少なくとも①のserveripだけでは自動配信はされない。

確認コマンド
①バージョン情報
apboot> version
APBoot 1.2.5.0 (build 27650)
Built: 2011-03-30 at 13:34:38

②設定内容
apboot> printenv

その他
①環境変数の初期化
環境変数は、APがBootする前の設定であるIPアドレスなどの設定。
これを初期化するのは以下。
apboot> purgeenv
 ※purgeと省略も可
 ※一方、WLCの初期化はwrite erase

②APの初期化
環境変数だけでなく、APの設定をすべて初期化する。
設定内容はWLCから送られてくるので、上記①のコマンドでも用は足りる。
apboot> factory_reset
i
初期化コマンドには
purgeenv と factory_reset
の2つがあるんですね。
どう使い分ければいいですか?


APの設定は、WLCから送られてくるので、purgeenvを使えばいい。
factory_resetを使うことは基本的にはない。
強いて言うと、IAPを通常のAPに変換し、それを初期化して元のIAPに戻す場合にはfactory_resetを使う。

③保存
apboot> saveenv
 ※saveと省略も可

④再起動
apboot> reset

⑤ping
apboot> ping 192.168.0.1

マニュアル
以下のCLI_ref.pdfにマニュアルがある。バージョンに注意
http://support.arubanetworks.com/DOCUMENTATION/tabid/77/DMXModule/512/Command/Core_Download/Default.aspx?EntryId=262

Arubaコントローラの「Diagnostics」タブの「Access Point」「Received Configuration」にて、ArubaのAPの設定情報が確認できる。

IPアドレスを入れて「Show Configration」をクリック
aruba_ap_config

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