無線LANのメリットや運用の注意点、電波や規格などの用語、要件定義や基本設計から
設定・構築・テストにいたるまで、たくさんのことをまとめています。
さらに、Arubaの機器を中心とした無線LANの設計と設定を解かりやすく解説しています。

カテゴリ:4.2 IAPの設定 > 4.2.4 管理設定

IAPでは、16台までのAPであれば、WLCがなくても集中管理が可能。

2台目の設定も非常に簡単だ。
1台目のIAPと同じセグメントに、初期状態のIAPを接続すると5分程度で自動的に認識される。

シリアルコンソールをつないでおけば、下記のようなログが出てきて仮想WLCのスレーブになる様子が確認できる。
Adding bridge entry for magic vlan GW, ifindex 8196, d8:c7:c8:cc:45:24 ←1台目のIAPのMACアドレス
(36861:16859344:436207622) !!! Init ---> Slave

1台目のIAPの管理画面を確認すると、追加されたAPが見えるようになる。
名称未設定 2






SSIDや認証の追加設定はまったく不要。追加したAPでは、今まで設定していたSSIDや認証の設定が自動的に付与される。無線のchも、ARMによって自動的に設定される。

デフォルトでは、2台目のIPアドレスもDHCPで自動設定される。管理上不便なので、2台目にもIPアドレスを固定で設定しておこう。方法は1台目のIAPと同じである。管理画面から2台目のIAPを選び、変更する。


 IAPの役割は2つある。電波の送受信を行うAP部分と、設定や管理を行うVC(VirtualController)の2つである。この2つの役割が、IAPという筐体に入っている。2台目のIAPが認識されると、自動的にVCのスレーブの役割も持つ。つまり、マスターになっている1台目のIAPが故障したり、電源が落ちると、他のIAPが自動的にマスターに昇格する。

名称未設定 9


















スレーブがマスターになるときには、コンソールには下記のように表示される。切り替わり時間はおよそ20秒弱。

i am a potential master now
(70723:319095261:186581504) !!! Slave ---> Pot-Master
i am a master now
(70723:319146717:253690368) !!! Pot-Master ---> Master
Del bridge entry for magic vlan GW, d8:c7:c8:cc:45:24
asap_send_elected_master: sent successfully

管理画面へのアクセスは、2台目に割り当てたIPアドレスへのアクセスする。マスターのIPアドレスを引き継ぐわけではない。

VCの役割が変わっても、管理用のIPアドレスは常に同じものが使えたほうが便利である。そこで、VCに仮想IPを割りあてる。仮想IPにアクセスすれば、どのIAPがマスターになっていても常に同じIPアドレスで管理画面にアクセスできる。

設定方法は、画面右上の「設定」をクリックし、「仮想コントローラIP」にIPアドレスを設定すればよい。このIPアドレスは、今までIAPに割り当てたIPアドレスとは別のものを指定しなければならない。

名称未設定 11

















管理画面へのアクセスは、仮想コントローラIPを使うと便利である。どのIAPがマスターになっていても、常に同じアドレスでアクセスできるからだ。

仮想コントローラのIPアドレスや、どのIAPがマスターになっているのかは、メイン画面左下に表示されている。

名称未設定 13














※注意点
EAPを利用する場合、RADIUSサーバへの認証は各々のIAPからRADIUSサーバにリクエストする。つまりRADIUSサーバ側には、RADIUSクライアントとしてすべてのIAPを登録しておく必要があるので忘れないように!



 インターネットにアクセスできるネットワークにIAPがつながっている場合,GUIから簡単にファームウェアをバージョンアップできる。

右上のメニューから「メンテナンス」をクリック。「ファームウェアタブ」を選ぶ。
「新しいバージョンの確認」をクリック。
verup001























インターネット経由でバージョンアップの存在を確認する。
verup002























新しいバージョンが出ていれば,バージョン名が表示される。
バージョンアップするときには「今すぐアップグレード」を押す。
verup003























続行するか聞かれる。一時的にIAPがつかえなくなるので,確認した上で「今すぐアップグレード」をクリック。
verup004

























イメージのダウンロードとインストールを自動的に行ってくれる。
複数台のIAPがあればまとめてアップグレードしてくれるようだ。
verup005























無事アップグレードに成功すると,下記のような表示になる。「OK」を押す。
verup006























そのまま再起動してくれる。
verup007








「OK」を押せば,ログイン画面が再度表示される。
verup008
 








バージョンアップの頻度は年に数回程度とのこと。
バージョンアップによってメニューの並びが変わることがあるので注意が必要。







 

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