無線LANのメリットや運用の注意点、電波や規格などの用語、要件定義や基本設計から
設定・構築・テストにいたるまで、たくさんのことをまとめています。
さらに、Arubaの機器を中心とした無線LANの設計と設定を解かりやすく解説しています。

カテゴリ:4.2 IAPの設定 > 4.2.1 IAPについて

インスタントの場合は設定がとても簡単である。
以下に動画がある。
http://www.arubanetworks.co.jp/movie/aruba_instant.php

・instantというSSIDで接続でき、APは172.16.11.1に設定されている(はず)

■運用
AP台数が少ない場合は、IAPによるコントローラ無で運用すればよいだろう。
以前はAP16台までといった制限があったが、現在はその制限も無い。
30~40台くらいまでならIAPでの運用でも良いかもしれない。

その後、IAP用のファームを通常のAP用ファームに上げることで、コントローラによる管理ができる。たしか、Web画面か何かでできたはず。
※残念ながら、通常のファームをIAP用のファームに戻すことはできないらしい。TFTPかなにかにより、ファームを丸ごと入れ替えるしかないだろう。

さらにAruba Centralというクラウドサービスがあり、
年額のSubscriptionを購入すれば、クラウド上で多拠点のIAPを管理することも容易にできる。


■事例
IAPを使って分散する大規模な無線LANを構成することもある。
例えば、AP2、3台の拠点が50拠点ある場合、各拠点をIAPの無線LANで構築する。
その管理は、AirWave(VMwareまたはアプライアンスでライセンス制)で管理する。
Config流しこみや一括管理も行える。
基本的にはIAPを使わず、コントローラによる集中管理が推奨である。
しかしこの構成だと、コントローラの機器とライセンスを考えると安く構築できる。

IAPに内蔵のコントローラは、WLCに比べると簡易的なものである。
IAPではできないことをリストアップしておく。

①マスタスレーブの手動切替
 マスターがダウンすると、他のIAPのいずれかが自動的にマスターに昇格する。しかし、コマンドやGUIを使って、マスターの機能を他のIAPに移動させることができない。

②トラフィックの集約
 WLC構成の場合には、各APのトラフィックをいったんWLCに集約(GREトンネルで)して、WLCから出すのが基本である。したがって、APを接続するSWに、細かいVLANの設定をする必要はない。
 それに対して、IAPの場合には仮想コントローラ(VC)トラフィックを集約しない。したがって、複数のVLANを利用する場合には、APを接続するSWのポートに、すべてタグVLANの設定が必要になる。WLC構成とIAP構成の大きな違いである。

③IAPや仮想コントローラ(VC)の管理画面のアクセス制限
 IAPや仮想コントローラの管理画面へ、IPアドレスでアクセス制限する機能はない。上位のネットワーク機器で制限する必要がある。

④セグメントを越えたVCへの接続
 IAPを追加するとき、セグメントを越えたIAPのグループに参加することができない。つまり、同一セグメントでIAPを構成する必要がある。
 IAPは同一セグメントに接続するという制約があるため、実質的に同一拠点内でしかIAPのクラスタを組めないということである。



 ARMとは、自動電波調整機能のこと。chの割り当てや、出力調整を自動的に行う機能のこと。電波の調整をおまかせする機能だと考えればよい。

 IAPにもARM機能が備わっている。IAPの設置や運用には、電波に関する調整がほとんどいらない。ARMが自動的に調整してくれるからだ。

 IAPでのARMの動作履歴は「メンテナンス」→コマンド「AP ARM History」を選択し、「実行」を押せば確認できる。chの割り当てや、出力調整の履歴を確認できる。頻繁に調整を行うようである。
ARM-history
















ARM機能の一つに、近隣のAPを確認する機能がある。「メンテナンス」→コマンド「AP ARM Neighbors」を選択し、「実行」を押せば確認できる。近隣APのBSSID、ESSID(SSID)、Ch、RSSIなどを確認できる。
RSSIとは、IAPが受信した無線信号の強度のこと。数値が大きいほど影響が大きい。
ARM-neighbers


















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