暗号化の方式は、文献によって見解が分かれるし、メーカ毎に若干考え方というか表示が違う。そこで、IPAのまとめを活用することにした。
http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/wirelesslan.html
暗号化方式暗号化アルゴリズム鍵の自動更新暗号キーの
更新機能
改ざん
検知 
1WEPRC4なしなしなし
2WPA(TKIP)RC4ありありあり
3WPA2AESありありあり
※同じくIPAの情報処理技術者試験の過去問では、WPAを「通信規格」と表現している。このあたりも、ぶれがある。
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暗号の方式も、言葉がたくさんあってよく分かりません。
暗号化方式と暗号化アルゴリズムって違うのですか?



単なる言葉の問題なので、あまり気にする必要はないかもしれない。
暗号化のアルゴリズムは、暗号化の技術そのもの。暗号化方式は、暗号化アルゴリズムを使って、鍵を作って暗号化する一連と考えればよいのだろうかと思う。

では、3つの暗号化方式を順に解説する。

WEP
今は脆弱性があるので、使うべきではない。ツールを使うと一瞬で解読できる。その対策として、WEPの仕組みを4カ所改良した次のTKIPが開発された。軸となる改良点は、鍵を定期的に更新する点である。鍵を自動で変えれば、たとえ暗号化が破られたとしても、また新しい鍵で暗号化する。

WPA
厳密にいうと、WPAは、暗号化の仕組み(TKIP)と、認証の仕組み(IEEE802.1X)と、改ざん検出(MIC)の仕組みを含めた通信規格と呼ぶべきだと考えている。少なくとも、暗号化だけの技術ではないので注意していただきたい。

WPA2
WPAと同じように、暗号化の仕組みだけを意味するのではない。認証の仕組み(IEEE802.1X)と、改ざん検出(CCMP)の仕組みを含めた通信規格である。
※CCMPは電子署名を使った改ざん検出。MICは単にハッシュするだけ。

IPsec
最近の製品はIPsecに対応しているものが多く、IPsecでの暗号も可能である。ただ、あまりしないかな。

まあ、結論として、WPA2を使いたい。