メーカ選定について考える。
f

メーカ選定は最後でいいですよね。
要件を整理した上で、それを満たす製品を選べばいいので。



その考えでもいい。でも実際のところ、メーカと機種を想定しながら考えるのが現状であろう。なぜなら、理想の設計をしても、その機能を満たす製品があるかが分からないからだ。また、仮にあったとしても、その機種が予算にあうとは限らないからだ。
なので、製品の機能や価格を見ながら設計を進めていくとよいだろう。
特に、WLCを使うかどうかは大きなポイント。

メーカ
Cisco社 
 ネットワークの本家であるCisco社。無線LANのシェアも圧倒的に高く、市場シェアの約4割程度あると思われる。CiscoはAironet Wireless Communicationsを買収し、Aironetシリーズを提供してきた。その後Airespaceを買収し、無線LANコントローラによる集中型のシリーズを中心として提供している。上位の3500シリーズにはなるが、Clean Airによって電波の管理が優れる。これはとても魅力的な機能ではなかと思う。

Aruba
機能面で優れ、Ciscoとならんで大手企業での導入も多い。無線LANの細かな機能に加え、QoSやアクセス制御などの制御もArubaのWLCにて一元的にできる優れもの。設定内容であれば、最も細かな設定ができると思う。営業面でCiscoに比べるとかなり弱いかな。とはいえ、名だたる企業や大学での導入実績があるのは、その製品力のおかげであろう。
マジッククワドラントの評価でも、CiscoとArubaが市場のリーダとして高い評価を受けていたらしい。

Ruckus
KDDIの公衆無線LANサービスに採用された。BeamFlexによる電波が魅力。

HP
安価な製品。WLCがダウンしても、APの通信は継続できる。

※別途製品一覧を掲載したい。

機器選定
・arubaの機器は以下である。偶数型番(AP104やAP134)がアンテナ外付けで、奇数型番(AP135やAP105)がアンテナ内蔵である。
・コントローラ型のAPシリーズと、IAP(コントローラ無しで実現するタイプ)の2パターンがある。たとえば、AP135とIAP135。ハードは同じで、ソフト(ファーム)のみが異なる。IAPは通常のAPに変更できるが、逆はできない。
http://www.arubanetworks.co.jp/products/ap/
シリーズ(型番)レベルMIMOラジオ
AP130シリーズ(AP134/135)
AP-135_R
最上位3ストリーム2.4Gと5Gz併用
AP100シリーズ(AP104/105)
AP-105_R
2ストリーム    〃
AP90シリーズ(AP92/93)
AP-93_R
低価格   〃どちらか一方
※AP120シリーズは旧型番
※11ac対応のAruba220がH25夏に登場予定。5GHzで1.3Gbpsが期待値。

これを例に機器選定のポイントを述べる。
1)機能面
・規格がどれに対応しているか
・MIMOでどれだけのパフォーマンスを求めるか

2)アンテナ
内蔵型か、外部アンテナか。APを天井に置く場合は無指向性の通常のAPでいいだろう。壁や特定の場所に置く場合は、特定方向に向けての電波になるので、アンテナ外付けの指向性のAPがいいだろう。

3)屋内か屋外か
後日解説予定

WLCの選定
当然であるが、APとWLCは同一メーカで選定する。設定ができないし、管理もできないからだ。
Arubaの場合は、管理するAPの数でWLCを選ぶ。
機種管理可能AP数
Aruba620/650
600_Family_All_383RT
8台/16台
Aruba3200/3400/3600
3000_Family_400RT
32台/64台/128台
Aruba6000
6000_R
モジュール毎に512台、最大2048台