2.4GHzと5GHzでは使用できるチャンネルが違うので、別々に検討する。
 基本は電波が重複しなように、APを配置する。干渉は3次元で考える。つまり、水平方向(同一フロア)だけでなく、垂直方向(上のフロアや下のフロア)も考える。セル設計も参考にしてほしい。

2.4GHz 
1~13chまでが利用でき、5チャンネルの間隔をあけて、3つを使うことができる。1,6,11の3つを使う人が多いようだが、2,7,12でもいい。
海外製のタブレットなど、機種によっては12、13chが使えないなどの製品があるので注意が必要。
 数学の4色問題(別途解説予定)の関係で、チャンネル3つでは限界がある。APを配置してみると分かるが、密集状態ではどうしてもチャンネルが重複してしまう。
 チャンネルが4つ以上欲しいところだ。APの配置設計をすると、が、多少かぶっても大丈夫 
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昔は、1,5,9,13の4チャンネルで設計したことを聞いたことがあります。
 そうすればいいのでは?



間が4チャンネルだと、厳密には周波数帯が若干重複する。なので、最近はこの4チャンネルでの設計は少ないだろう。

5GHz
 2.4GHz帯に比べて、使えるチャンネルが多いので、設計は楽である。
 W52は36ch、40、44、48、W53は52ch、56、60、64ch、W56は100ch、104、…140chの11個。
 ただし、W53やW56は気象レーダーなどの各種レーダーでも使う周波数帯である。当然、公のレーダーを優先させる必要があり、IEEE802.11hによるDFSとTPCが必須である。

自動チャンネル設計
 最近では、上記のように固定でチャンネル設計をするのではなく、機械に任せて自動で設計する方法も増えてきた。ArubaでいうAdaptive Radio Management (ARM)である。
 自動であれば設定がめちゃくちゃ楽で、障害時や外来波の干渉時にも(製品にもよるが)、自動でチャンネルを調整してくれる。これは便利である。Arubaの場合は、ARMによる自動チャンネルとするのがよいだろう。
 とはいえ、ルーティングと同様に、固定の方が管理がしやすいという人も多いだろう。ただ、設定は少し面倒だ。Arubaの場合の設定はAPに固定でチャンネルを割り当てるを参照いただきたい。

11nの場合の設計
チャンネルボンディングをする場合、11nによって帯域は広くなるが、その分利用するチャンネルが減る。具体的には、2.4GHz帯の場合は2ch(たとえば3と11)、5GHzではw52とw53を使う場合、4chのみ使用になる。
このことから、2.4GHzの場合は、チャネルボンディングを使用しないことも選択肢であろう。
詳しくは、IEEE802.11nの設計に記載する。